
ここからアダムとイブの話、ずばり恋愛論です!

恋愛のヒミツ知りた〜い♪
前回の話:ボクらが見るべき「夢」の本質(2)【神話の大切さを解説します】
アダムの誕生からスタート
神話はどう読み解けばいいか?それは、人類の精神がたどった歴史ととらえていくべき、という話をしてきました。
ではあらためて、神話のなかでも最大級に有名な旧約聖書の「アダムとイブ」とは一体どんな話だったんでしょうか。順を追ってみていきます。
まずは、神様がこの世界を創造した。
その世界の中に、神様は自分の形と同じような形をしたものを
土くれ(土のかたまり)から作りあげた。
→これがアダムという男です。
つぎに、神様は「エデンの園」という楽園を作り、木を植え、
その中央に特別な2本の木を生やした。
→「生命の樹」と「善悪の知恵の樹」という木です。
そして神様はエデンの園にアダムを置いて
「楽園を守りなさい」と仕事を命じた。
神さまのふしぎな忠告
出典:ウィリアム・ブレイク「アダムを創造するエロヒム 」テート・ギャラリー蔵
神様はアダムにこう告げます。
「アダムよ、このエデンの園にある全ての木から好きなように果実を取って食べるがよい。
ただし、善悪の知恵の樹の果実は決して食べてはならない。
食べると必ず死ぬ」

え?死ぬん?
神様はアダムにこう言ったんですが、ここは注目点です。
神様はこの時点でアダムにだけ善悪の木の実を食べてはいけないと忠告していました。
あとの話で鍵になるポイントなので、ぜひ覚えておいてください。

食べちゃいけない実なら、そんな木を植えてんじゃねーよ、
神様、意地悪だよね、ってボクは思っちゃうんですけどねぇ!
その後、アダムのためにイブを作った
神話はつづきます。
神様は「一人ぼっちでいるのは良くない、寂しいでしょう」とアダムに言って
いろいろな獣や鳥を作った。
でも、どれもアダムの良いパートナーにはならなかったみたいなんです。
神様はアダムを眠らせて骨を一つ取り、その骨から一人の女を作った。
それがのちにイブと名付けられる女である。

きもい!
アダムはそりゃもう喜びましたよ!
だって獣や鳥ではない、まさに自分と同じ形をした、同じ形どころか自分から生まれた女ですからね。
イブはアダムの完全なパートナーとなりました。
アダムとイブの二人は、エデンの園という自由な楽園の中で
悲しみのない幸福な世界で暮らした。
出典:wikipedia ティツィアーノのアダムとイブ
恋愛の核心を伝える神話
この神話で面白いのはやっぱり、アダムとイブが実はもともと1人の人間、
ふたりはひとつの存在だった、というところです。
恋愛論的な目線からみると「2人がひとつになりたい」または「ひとつに戻りたい」とも考えられる。このことは、恋愛の核心を表現している神話なんだと思うんですよね。
アダムとイブに似ているプラトンの話
これと似た話として、古代ギリシャ時代に哲学者のプラトンが書いた 「饗宴」のなかに「アリストファネス(アリストパネス)の演説」があります。
これが恋愛の始まりとも言われている話なんですけども、この演説部分がアダムとイブの誕生に共通するものがあるんですね。

ちなみに精神的恋愛を「プラトニック・ラブ」と呼ぶのは
この哲学者プラトンの名前が語源なんだポー
その「饗宴」ではこんなふうに書かれています。
原始の人類はもともと男と女が繋がったひとつの生き物だった。
球体の形をした、ちょっと不思議な姿の挿絵があります。
男女が一つに繋がっていたんだけど、神様ゼウスによって男と女に引き裂かれてしまった、
という話です。


アリストファネスの演説では『原始の人間は3種類。
【男同士が結びついた種類】
【女同士が結びついた種類】
【男女が結びついた種類】
この3種それぞれが切り分けられたから
同性愛と異性愛があるという説なんだポー!
失われた自分の片割れを探して、ひとつに戻りたい
プラトンの著書、饗宴では
「人はもともと誰かとくっついていたから、失われたもう一人の自分を探し求めていく。
もう一度ひとつに戻りたい、それこそが恋愛の原型なんだ」
と説いています。
いやあ、これはロマンチックな話ですね。
この「もう1人の自分を探すことが恋愛なんだ」という部分は、イブがもともとアダムから生まれたという神話ととてもよく似ているところですね。

この後、ある生き物があらわれて
幸せなアダムとイブに激震が走ります…!!
次回につづく!

ドキワク…




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